皆様こんにちは。

今回はリーガル、ウィングチップの靴修理の
ご案内です。

リーガル・ウィングチップ

このモデルは甲革の品質がとても良いので
靴底を修理しながら長く履いて頂ける靴です。
それでは早速修理を進めていきます。

かかとの修理前の状態です。

リーガルかかと修理前

リーガルかかと修理前2

かかとのヒールブロックが削れて穴が空いています。
ここまで削れますと雨に日に滑りやすかったりして
足元が不安です。
でもご安心下さい。
リーガルのこのモデルは修理して長く履く事を考えて
作られておりますので綺麗に修理できます。

修理後の写真です。

リーガルかかと修理後

リーガルかかと修理後2

リーガルかかと修理後3

リーガルのかかとに取り付けるゴムのヒールは
20mmの厚さですので沢山歩いても長持ちします。
仕事でお使いになるにはとてもいい靴ですよね。

かかとの修理が終わりましたので次は
靴底の修理に取りかかります。

修理前の状態です。

リーガル靴底修理前

グットイヤーウェルト方式の靴底は外枠が縫われてます。
靴底が削れてきてこの縫われてる糸も削れますと
靴底が剥がれる原因になりますので
今回はラバーのシートを貼って縫い糸を保護します。

ラバーのシートを貼った後の写真です。

リーガル靴底修理後

リーガルの靴は本当に修理をして長く履く事に優れてまして
今回ご紹介した修理方法の他に様々な修理方法で
靴底を修理する事が出来ますので
ご相談だけでも大歓迎ですので
お気軽にご来店下さいませ。

ワンポイントアドバイス:
沖縄も梅雨入りしましたね。
梅雨時期は靴にとってあまり良い季節ではないのですが
ちょっと気配りするだけで靴の状態を良くする方法がありますので
ご紹介していきます。

今回は革底の靴が突然の雨で濡れてしまった場合の
ケア方法をご紹介したいと思います。

これは私の実体験なのですが
雨の日に履いた革底の靴を下駄箱にしまって
ある日履こうとして靴底を見てみると
カビが発生していました。特に下駄箱の仕切りの板と
靴底が接触してる部分が特にひどかったです。
その時は濡れた布でさっと拭いて出かけたのですが
あまり気分の良いものではありませんでした。
防水スプレーで甲革はケアされていたので大丈夫だったのですが
靴底は盲点でした。

それからは革底の靴は下駄箱の板に直に置かずに
新聞紙などを敷いてその上に置くようにしてます。
新聞紙は定期的に交換してます。

それでカビの発生を完全に防げるわけではありませんが
いまのところ快適です。

革底の靴の場合ですが、革は水分を含むと柔らかくなりますので
雨の日に履くとつま先とかえっ!と思うくらい削れていたりするんです。
革底ってほんとデリケートです。

あとは、先日ご紹介したシューキーパーを使用する事です。
型崩れを防いでくれるので本当にお勧めです。

下駄箱の中も梅雨時期はじめじめしますので
休日、晴れの日に靴をベランダに出して
風にあててあげるといいです。

靴を箱にしまってる場合は海苔などを購入した際に入っていた
乾燥剤を入れたりすると湿気を取りのぞけます。

最近はレインブーツやレインシューズがとてもおしゃれですので
一日中雨の日などはうまく活用したいものです。